交通事故で追ったケガの治療と健康保険

交通事故で負ったケガの治療は通常、自由診療で行われます。健康保険を使用することも可能ですが、医療機関によっては使用することが出来ないと誤った説明を行うところもあります。自由診療は医療機関が文字通り自由に治療費を決められるため、健康保険で治療を行うよりも通常は高い料金で請求が行われます。この理由としては、今から50年近く前に、事故の場合、緊急の患者が運び込まれることが多く、医療機関としても施設の維持に多大な費用がかかるため、治療は自由診療で行うべきとの慣例が出来上がりました。ところが、一般のケガや病気でも緊急の患者は存在すること、救急施設のない医療機関でも自由診療でケガの治療を行っていること等、矛盾点が多々ありますが、医療機関が既得権を放棄することなく、自由診療での治療が今も続いています。事故の状況によって、被害者に過失が発生する場合は、自由診療の高い料金では被害者の過失分が差し引かれるため不利益が発生することがあります。このような場合は健康保険を使って治療を行うことが必要です。医療機関は保険治療を拒否できないことになっているので万が一拒否された際は、各都道府県の医療機関を担当している部署に対応を依頼することも一方法です。

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